家の買い時は、それぞれに

家の買い時は、それぞれに

空き家を購入し、業者さんの手を借りながら自分たちの力で直していく慌ただしい日々を終えたいま、落ち着いて暮らせるのが、いかに心身の健康に大切なのかということを身に染みて感じています。

家の買いかた、買う時期はさまざまありますが、大切なのは、あまり焦らないこと

そのように思うわけを、わが家が経てきた購入までの気持ちと思考の変化に触れながらまとめてみました。

タマキ
タマキ

この記事を読むと、30代半ばで家を買うことになった主婦の実体験を知ることができます。

憧れのマイホーム

マイホームへの憧れが、強くありました

「いつか、こんな風に暮らしたい」という構想は、5歳か6歳ころから膨らませていたように思います。

ジブリの、魔女の宅急便や風の谷のナウシカ、となりのトトロ、天空の城ラピュタなどに描かれている主人公たちの過ごす家や部屋が、想像力の源です。

住む人の暮らしが染みついた、温かく、どこかワクワクするような家を理想にしながら、自分の生活の場所を人生の節目ごとに作り上げてきました。

「いつか」のマイホーム作りに、胸を躍らせていたのです。

マイホーム切望期の終焉

「自分の家が欲しい」という想いのピークは、20代後半から30歳のころでした。

結婚をし、子どもが生まれ、次は家かなと思っていたからです

家を買う良いタイミングを、それ以外に知らなかったからというのもあります。

ところが、夫の転職や転居があり、家を買うどころではなくなってしまいました。

思い描いていた時期を逃したことにたいへん落ち込みましたが、そのころから「家」への視野が広がります

いちばんは、過ごしやすい家とはどのようなものなのかについて実感できたことです。

家への不満がたまり、ストレスを感じたり疲れたりするのは、物が多いこと、片づけかないことが原因だと気がつきます。

自分の持ち物を真剣に見直す習慣のなかった当時の私にとって、衝撃的な気づきでした。

居心地よく、すてきに思える住まいは、どのような場所や環境でも作れるということ

これが、懸命に暮らしを整えていく日々のなかで学んだことでした。

マイホームだとか、賃貸だとか、そのようなことは関係なかったのです。

過ごしやすい家は、家族にとってちょうど良い家でした。

持ち物や住まいの広さなど、暮らし方が家族の生活にちょうど良ければ、それで充分だと実感しています。

「こうしたい」という強い想いから解放され、憧れのマイホームは「もう、ここにある」と思うようになりました

こうして、一周回ってか半周回ってか、家切望期は美しく終わりを迎えたのでした。

今だからこそできる

今の暮らしを大切に愛でたいなと思っていた矢先、突如空き家を買うことになります(勘弁してほしいと、心底思いましたよ)。

photo by tamaki:愛でていた借家の台所

あんなに欲しかったマイホームを、もういいかなと熱が冷めたころに買うことになるとは、人生うまくできているものだなと思わずにはいられませんでした。

なにしろ、気持ちが冷めて冷静な分、とても現実的な買い物になったのですから

予算はいくらにするのか、リフォームに対する理想と現実をどう埋めるのか、買う価値は本当にあるか、なにを目的に買いたいと思うのか(主に、言いだしっぺの夫)。

これまで経てきたさまざまな住まいでの生活の知恵が総動員されながら、どこまでも建設的な夫婦会議が、購入まで毎夜開かれました。

我ながら、良い経験の活かし方ができたと思います。

このときのために、これまでの生活や家切望期の終焉を迎えることが必要だったのではないかと言えるほどに——

「このくらいで」と、ちょうど良い塩梅の妥協ができる余裕も、重ねてきた経験と暮らしを見直しながら作られてきた落ち着きのある精神状態のおかげで、生まれたのだと思います。

家の買い時は、それぞれに

家を買うことは、それほど焦らなくてよいのではないかと考えています

家の買い時は、きっとそれぞれ違うはずだからです。

私の場合は、良い意味で諦めがつき、足元がふわふわしていないときに、ふと、という感じでした。

きっと、家の数だけ多くの経験談があるのでしょう。

それにしても大きな買い物ですから、本当に、どきどきしますよね。

photo by tamaki:現在の台所
まとめ

家の購入は焦らず、どっしり構えてじっくり考えるのがおすすめ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。