物価の高騰や、増税。
賃金がいくら上がっても、なんだかいたちごっこじゃない?
もうすでにくたくたなのに、ここから節約だなんて・・・。
こころの声が漏れはじめます。
なにか、いい方法はないものでしょうか。
コロナ渦と時をおなじくして夫が転職をし、年収が3分の1まで落ちるも専業主婦を貫き、こども二人をふくめた家族4人での暮らしが早4年。
この経験から、 “楽ちん” な節約生活のために必要な豆知識をみつけました。
なにも知らずにはじめるよりは、気持ちへの負担を減らすことができるはずです。
「節約は、アンハッピー」
この方程式を、ちゃぶ台のようにひっくり返してやりましょう。

この記事の内容は、節約生活語録のようなもです。
読むと、節約のあたりまえを確認できたり、いままでにはない視点を知ることができます。
目次
10個の豆知識
節約の大変さが半減する、10個の豆知識です。
ふとしたとき、「ああそうだった」と思いだしてほしいことです。
視野が広がり、行き詰まりがすこしは解消します。
1. 家計簿をつける
節約を成功させる秘訣は、基本をすなおに守ることです。
そして、収入と支出を理解することは、家の基礎工事くらい重要です。
まずは、1か月続けましょう。
家計簿が続かないというかたは、自作したりアプリを活用したり、いままでとはちがう方法はいかがでしょう。
できるだけ簡素な項目にすると続けやすくなります。
1か月続けられると、家計の黄金比にあてはめて無駄な支出や改善したほうがいい項目を、みつけることができます。
また、季節ごとの水道光熱費の対策もできるようになります。
家計の黄金比が気になるかたには、家計再生コンサルタント横山光昭さんの著書をご一読ください。
収支の管理ができるようになると、漠然とした不安がなくなり、お金も気持ちもコントロールしやすくなります。
2. やる気を持ち続けるための目標
なにを得るために節約をするのか、目的や目標を決めます。
できるだけ、具体的なほうがいいです。
節約は、続けることで効果を感じられますので、途中でやめたくなったときや、失敗から立ち上がるときの支えが必要です。
その役割を果たすのが、目標です。
3. 失敗してもいい
完璧主義者が起こした、すばらしい失敗があります。

あ、これわたしの話・・・。
いまはそんなにキリキリと生きてないですよ。
かつて、節約のためだと食費をきりつめ、体調を崩して入院をしました。
半年間必死で浮かせた6万円が、そのときの入院費用6万円にあてられ、消えたのです・・・。
健康がいちばんの節約なのだと身をもって学び、それ以降の食費は4人家族の相場ほどまで戻しました。
このように、節約もはじめからうまくいくことばかりではありません。
節約をはじめたら、逆にお金がかかってしまうなどということもあります。
さまざまある節約方法を、じぶんに合うよう作り替えていくなかには失敗や軌道修正が何度もあるはずです。
まずは、そういうものだと割りきること、あの人もそうだったと軽く考えることが、気負わず節約生活をつづけるための秘訣です。
4. お金をかけずに満たす
お金のかからない楽しみや、趣味を見つけます。
たとえば、掃除、読書、自宅トレーニング、散歩です。
調べると、いろいろあることに気がつきます。
また、それなりのものを安く手に入れる方法も知っておくといいです。
商品の型落ちの時期、リサイクルショップ、メルカリ、家庭菜園、グリーンコープや生活クラブなどがあります。
これらは、節約を楽しむことに役立ちます。
お金を使わずに心が満たされたり、お金をうまく使うことができたと自信がつくような方法を、できるかぎり探しておきましょう。
5. メリハリをつける
手を抜く。
こだわる。
出し惜しみをしない。
すこしケチになる。
努力する。
楽をする。
このようにメリハリをつけます。
飴と鞭のようなことです。
コツは、予算や計画を立てる習慣を身につけることです。
ゆるくしたり、切りつめたりしながら、心とからだへのストレスを調整します。
6. できるだけ物を減らす
物が減ると、家事の負担と、お金のむだ遣いを解消することができます。
まずは、じぶんの持ち物からはじめてみましょう。
物を見なおしながら、身の丈にあった生活が身につくと、節約はうんと楽に感じられます。
7. 困ったら、Simple is best
「 Simple is best 」は、あらゆることの核心をついています。
流行にも、ダサいにも振り回されない、最強のポジションではないでしょうか。
どこを目指そうかと困ることがあれば、「シンプル」に寄せてみましょう。
きっと、さまざまな迷子から脱け出すことができます。
8. 暮らし心地を確認する
ひとから見られる暮らしぶりよりも、じぶんの暮らし心地を確かめるようにします。
ストレスはないですか?
疲れはとれていますか?
節約の敵である衝動的な散財は、根本から改善することがおすすめです。
根本とは、じぶんの心と体の健康です。
健康は、「食事」「休養」「運動」でつくられます。
バランスのとれた生活をめざすことで、節約のためのエネルギー源が守られます。
9. あたりまえを知る、疑う
あたりまえは、知ることと疑うことが大切です。
- コンビニは割高。
- おなじカップ麺なら、スーパーやドラッグストアのほうが安く買える。
- カップ麺より、袋麺のほうがお得。
これは、知る必要がある、あたりまえです。
今度は、世の中のあたりまえを疑います。
- 柔軟剤は、ほんとうに必要?
- ハンドソープとボディソープは、おなじ石鹸でもいいのでは?
- 玄関マット、トイレマット、キッチンマット、いる?
節約に役立つように、あたりまえと上手に付き合いましょう。
10. つながりを持つ
行き詰まるとき、疲れるとき、胸のうちを聞いてほしいときが、きっとあるでしょう。
そういうときに、語り合える人がいたり、発信できる場所があったりすると心の支えになります。
また、いろいろなつながりは情報を集めることにも役だちます。
そして、同居している家族がいるのなら、全力で協力をおねがいします。
ひとりの力では、どうしても限界があるからです。
さいごに
生きているだけで、お金はなにかに使われます。
そして、お金を使うことは決して悪いことではありません。
それでも、「節約」がお金との付き合いかたになるときもあります。
すこしでも楽しく、楽ちんに、節約生活を送るためにたくさんのことを試してきました。
どの方法が合うのかは計り知れませんが、ゆるがないものもあります。
きっと、この記事の豆知識は、いつかどこかであの人もこの人も口にしていたなと思うような、ゆるがないものです。
困ったときのヒント集として、ご活用ください。