物を減らすとなにがいいの?節約にもなるの?知っておきたい効果とその理由からやり方まで

物を減らすとなにがいいの?節約にもなるの?知っておきたい効果とその理由からやり方まで

2025.2.28

「断捨離」と検索をする。

理由は、「断捨離が節約になる」とどこかで聞いたから。

ほんとうに効果はあるの?
やりかたは?

いろいろなことが気になります。

まず、物を減らすことは、節約にとても効果的です。

そこで、実際に物を減らして感じた節約の効果や、これまで取り組みながら学んだこと気がついたことをまとめました。


※「断捨離」は、やましたひでこ氏の登録商標です。

|この記事のまとめ|

・物を減らすと、「効率よく生活ができる」「きもちに余裕ができる」「自分のことがよくわかる」といういいことがあり、節約にとても役立つ。

断捨離は、片づけるときの考えかたのひとつです。

必要のないものを手放し、それといっしょに物への執着心も手放します
そうして、身軽な生活や生きかたをつくりあげていくことだといいます。

ヨガの教えのなかに、「断行だんぎょう」「捨行しゃぎょう」「離行」りぎょうという3つの考えかたがあります。

それが、いまの生活になじむような伝わりかたで広まっているようです。

洋服や、冷蔵庫のなか、食器棚など気になるところはたくさんあります。

それぞれの「物の減らし方のコツ」にすこしずつ違いはありますが、すべてに共通するやりかたもあります。

その、すべてに共通するやりかたを6つの手順でまとめました。

1. すべて出す


片づけたい場所のものをすべて出します。
ぜんぶでどのくらいの量があるのかを確認してからはじめたほうが、効率がいいからです。

「それはハードルが高い」と感じたり、なかなか時間がなく「やりたいけどやれないことがストレス」というときは、ちいさな場所に手をつけることがおすすめです。

ふでばこや引き出しのなか、かばんのなかみ、本棚の一角などはいかがでしょう。
その場合もおなじです。

まずは、ぜんぶ出してからはじめます。

2. 仕分ける


  • いる
  • いらない
  • 一時保管(保留、いますぐには決められない)

この3つに分けます。

3. いるものをしまう


  • どこに
  • どのくらい

この2つを決めます。

「どこに」のことを、片づけ上手なひとたちは「物の住所決め」といいます。
「どのくらい」と決めた場所からあふれたら、見直しのサインです。
こうして、リバウンドの予防線を張ります。

決まりましたらその場所にしまって、おしまいです。

4. いらないものの処分


いらないものを処分します。
方法は、いろいろです。

  • 地域のごみの分類表にそって
  • リサイクルショップに持ち込む
  • フリマアプリで売る
  • ジモティーで売る、引き取ってもらう
  • 欲しいひとにゆずる

5. 一時保管の見なおし


思いだしたときにでも、一時保管を見なおします。

時間を改めることで、たくさんの量を一気に見なおしていた時よりも集中できます。

どうしようかと迷った理由を思い返しながら、ゆっくりと仕分けます。
状況が変わり、決めやすいこともあるでしょう。

なお、一時保管の量も決めておくと「あふれたら見なおし」と目安になり、断捨離がはかどります。

6. 定期的な見なおし


ときどき、家にある物を見なおします。
どのようなときがいいかというと、

  • 買うとき
  • 大きな催しごと
  • 節目

買うときには、「一買一捨」を心がけると「物の量のリバウンド」にならずに済みます。

どうして、物を減らすと節約もできるようになるのでしょうか。

理由は、2つあります。

効率よく生活ができる


物が少なくなると、物・時間・お金の無駄をなくすことができます。

生活のなかに当てはめて考えてみましょう。

まず、物が多いと管理が大変です。
複雑になり、むだも出やすくなります。

たとえば、もう使えないことに気づかないとか、物を使いこなせていないということです。
ほかには、なにがどこにあるのかわからない、すぐに見つけられないということもあります。

これが、物と時間とお金のむだ遣いです。

ほかにもあります。

  • 片づけに時間がかかる。
  • 探す時間もかかる。
  • 物のぶんだけ維持費がかかる。
  • 管理が行き届かず、二重買い。
  • 使えないまま、捨ててしまう。

このような事態に、「物を減らすこと」はよく効きます。

節約がうまくいくためには、いまの暮らしにいらないところをけずり、生活をこじんまりとさせていくことがおすすめです。

そこで物を減らすと、物・お金・時間の見なおしと小規模化が一気にすすみます。
効率よく、節約がすすむということです。

きもちに余裕ができる


物を減らすうちに、きもちに余裕ができます。

  • 余白ができて見通しがいい。
  • 浮いたお金ができた。
  • 手間がはぶけた。
  • 楽ちんになった。
  • 清潔になった。
  • やらなければと思うことが減り、頭のなかがすっきり。
  • 清々しさや達成感で、なんだかしあわせ。

このようにしてできた気持ちの余裕は、べつの節約手段へ向けることができるようになるでしょう。

節約のなかでもたいせつな、自炊や家計簿の見直しにも、気が乗るようになるかもしれません。

そうして、節約への土台づくりが一層はかどるようになります。


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物を減らすと、どのようないいことがあるのでしょうか。

いちばんは、物と向き合ううちにじぶんへの理解が深まることです

  • どのように暮らしたいのか。
  • じぶんは、どうなりたいのか。
  • 好み。
  • たいせつなこと。
  • 許せること、ゆずれないこと。

見つけだしたこれらの価値基準が、節約をするときにとても役立ちます。

断捨離の本来の意味が、自分自身と向きあい、ほんとうに必要なものと不要なものを取捨選択していくことだということが改めて思いだされます。

家族と相談しながら、いろいろな物を手放してきました。
物が多い暮らしでしたので、当然ながら節約は苦手でした。

いよいよあとがなくなり、腹を決めて家族総出の断捨離。

ふり返ると、子育てをしながらでも節約をすることが苦しくないなと感じるようになったきっかけは、「物を減らしたこと」だったように感じます。

いろいろな節約のはじめかたがあります。

選択肢のひとつとして、候補のなかにいれてみてはいかがでしょうか。

わるくないです。